日本医師会の今村常任理事、東京都医師会の杉田副議長、板橋区医師会の天木会長と食事をする。 今村、杉田両先生とも板橋区医師会メンバーでもある。
内容は死因究明制度についてであった。私は「異常死因究明制度の確立を目指す議員連盟」という自公超党派の議連の会長をしている。先日当議連で来年通常国会提出予定の警察庁提案「死因究明適正化法案」について説明があった。
この法案については、議連からも問題点が指摘されていたが、同様の観点から医師会側からも強い危惧が出された。
特に平成19年、時津風部屋事件が発生して、死因究明に対する社会的関心が高まった。これは稽古と称して暴行を加えられた力士が死亡した事案について、当初、警察が病死と判断したが、遺族からの強い要望により解剖が行われ、犯罪死であることが判明したもので、同様の犯罪見逃しが近年多数発覚している。
諸外国に比べても日本は解剖率が低く、薬毒物死についても十分な対応が取れていない。
これらに対処するため「異常死の死因究明推進法案」を議連としてもすでに国会に提出しているが、警察庁法はこれと異なっているところがある。
それが医療事故にどう対処するかの違いだ。医師会から求められることなくとも議連としても、政府案(警察法)と異なり、これは刑事司法の対象とすべきでないと考えている。
もちろん患者支援の立場に立つのは当然だが、医療事故が業務上過失致死療罪に問われてしまえば、医師も安心して手術などできなくなってしまう。
医療関連事故死は、犯罪死として警察が立ち入るのではなく、別の形での対処が必要だろう。
日本では近年、毎年の死亡者が100万人を超え、そのうち孤独死の割合が急激に増加している。それがさらに死因究明の不明率を加速させている。いずれにしても、法案は必要だが、国民にとっても安心し期待の持てる法案でなければならない。
野田総理の所信表明演説があり、第3次補正予算も震災から7ヶ月半もたってようやく提出されることになった。規模は約12兆円。自民党は7月8日に17兆円の補正予算を提案したが、政府の第2次補正案は2兆円にとどまった。
自民党はバラマキ4K予算などの計上を理由に平成23年度当初予算には反対したが、震災関連の第1・第2次補正予算には全面的に協力している。
政府のこの4ヶ月の対応の遅さが、復旧復興の遅れにつながったことは確実である。自民党は予算だけでなく、577項目にわたる政策提言や、「復興基本法」「ガレキ処理法」「二重ローン救済法案」など数々の議員立法も提出している。
10月に入ってやっと12兆円(復興関連は9兆円)の歳出案を政府は提出してきたが財源は基本的に増税だ。自民党は17兆円の対策案を提示した際に「復興債」の発行を提案していたが、政府が夏の時点で復興債の発行を決断できなかったことが、大規模補正の編成の遅れとなったわけである。
日本の円は現在75円台。輸出産業を壊滅させかねない中で、政府の取るべき経済政策は円安対策だ。そのためには円の価値を下げるために紙幣をどんどん発行することだ。
つまり増税ではなく復興債だ。そしてそれは一般会計と一緒にせず「復興特別会計」を創設して、出も入りもガラス張りでチェックすることだ。
政府は復興全体枠を23兆円としているが、これで足りるはずがない。円高対策と含めて、どんどん復興対策をすべきだ。原発のことを考えると50兆は必要だろう。
「東日本大震災に対処するための私立の学校等の用に供される建物等の災害復旧等に関する特別の助成措置等に関する法律案」という議員立法案の党内手続きに入っている。
要は私立学校においても、公立学校と同様の支援を行うというものだ。
これまで東日本大震災のような災害が起きた場合、公立学校においては災害復旧費国庫負担法により、災害復旧に要する経費の3分の2を国が負担すること、そして残りの3分の1についても、激甚災害財政援助法により、被害の程度に応じて、交付金が交付される仕組みとなっている。最小で地方自治体は2%の負担で済む。
ところが私立学校については、激甚災害財政援助法により、災害復旧に要する経費の2分の1までを国が補助できるとされているに過ぎず、残りの部分についても、私学助成法による補助や、私学事業団による援助が見込まれるにとどまっている。つまりどの程度援助されるかよくわからない。
さらに専修学校・各種学校については、私立のものは、私学助成法による補助や、私学事業団による援助が見込まれるにとどまり、公立のものは、財政援助の枠組みすらない。
公私間格差により、私立においては自己資金が足りず、このまま廃校・廃園になってしまうところもあると聞く。そのために①私立学校の災害復旧に係る経費についても公立学校と同様の支援を行う、②専修・各種学校に対しても、できるだけ、これらに近い支援を行う、という法案である。公明党や各党に働きかけ成立させたい。






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