天皇陛下が術後、集中治療室から特別病室に移られたという。一日も早いご回復を祈念し、宮殿北溜記帳所にお見舞いの記帳に行く。
私は13日の予算委員会では女性宮家の問題も取り上げた。政府は20日に女性皇族がご結婚後も皇室にとどまる「女性宮家」創設に向けた皇室典範改正を検討するためヒアリングを始めることを決めた。
今後、皇族数が減少し、現在のような皇室活動の維持が困難になることが予想される。特に女性皇族はご結婚されれば皇族でなくなるため、将来悠仁親王お一人になってしまう可能性もある。
野田総理も「男系男子の皇統は維持すべきで、皇位継承とは切り離して女性宮家の問題を検討したい。」との答弁だった。
私が提案したのは、女性皇族の方はご結婚されても、引き続き皇室活動をしていただけるような女王等の尊称を持っていただき、また経済的にも配慮すべきではないかということと、旧皇族の男性の方々の中から皇族に養子として入っていただいたらどうかという提案だった。
明治の頃にも女王の尊称があったし、また旧11宮家から養子をおむかえすることは、男系男子を維持することになる。
2000年以上続いている男系男子の天皇制は、日本の国柄そのものであり、できるだけその伝統を守るよう努力することは後世に対する私たちの責務でもある。女性宮家の創設は、皇位を男系男子で継げなくなった場合に女系女子を認めることにもなりかねないものであり、危険だ。
女性宮家創設をしなくともよい方法をとるべきだ。
雪が降り始めた夜の9時より、桜井よし子事務所で百地章日大教授や竹田恒泰氏らと供に自民・民主の議員5人で女性宮家問題について議論する。
私達は当然女性を差別するわけではないが、日本の皇室はこれまで万世一系男系男子で維持されてきたのであり、これからも男系男子が存続すべきだと考えている。
その観点に立って女性宮家をどう考えるかだ。女性宮家創設について政府は検討をはじめた。確かに現在、悠仁親王以外は女性皇族ばかりであり、ご結婚されれば皇籍を離脱することになり、いずれ宮家が一つもなくなり、皇統が断絶する危機にある。
しかし、そもそも女性皇族は天皇の御公務を担うわけではなく、また女性宮家の創設は将来の女系天皇の道を必ず開くものであろう。
その対策として考えられるのが、旧皇族を活用する2つの方法である。1つは旧皇族を皇族に復帰させる方法、2つには皇族が旧皇族から養子をとる方法である。
ただ実際は、GHQがしたとは言え50年以上臣籍降下し民間人になった全ての旧皇族を全員皇族に復帰してもらうには国民の理解が難しい。そこで考えられるのが2つ目の方法である。
最低限、皇室典範第9条の養子禁止規定等の改正だけでこの問題は全てクリアできるのではないかというのがこの日の結論だった。
毎年元旦は朝5時の朝起き会の元朝式に出た後、11時の皇居の新年の儀に夫婦で出席している。
私は元旦に天皇陛下の謁見できる新年の儀に出席できることは、国民の代表たる国会議員の責務でもある
と考えるが、今年は例年に比べ衆参議員とその同伴者が一同に集まっている数は会場の広さの割に少ないようだ。
謁見の場所と時間はそれぞれ分けられていて、国会議員とその同伴者が起立している部屋に天皇皇后両陛下をはじめ皇室の方が右側のドアから入場される。天皇皇后両陛下が一段上の舞台に上がり、向かって右側は男性の皇族の方、左側は女性の皇族の方が横にお並びになる。
男性の皇族は皇太子殿下ら3名、女性の皇族は秋篠宮妃殿下ら10名で確かに女性皇族が圧倒的だ。現在8名おられる未婚の女性皇族の方々が今後結婚され皇室と離れられると、皇族は将来秋篠宮家のご長男 悠仁さまお一人になってしまう現実を目の当たりにする。
衆・参の議長が祝賀を述べ、天皇陛下が新年のご挨拶をされ、皇族の方々は左側のドアから退出される。わずか5分ばかりの新年の儀だが、その間に7回の礼儀作法がある。日本国は天皇陛下を抱く国で、私たちはその臣下であることを実感する。この権威は開国以来、連綿と続いてきた日本の伝統であり、文化があり、その歴史の重さを感じる。
この男系男子の皇位継承の伝統を守りながら、一方でご公務を軽減する方向での宮家の充実は必要であろう。女性宮家の創設が、女系天皇につながらない方向での対応策をどう考えるか。今年の重要な課題だ。
「創生」日本の拡大総会があり、百地章日大教授により「皇室典範の改正(女性宮家)について」の講演があった。
安倍晋三会長以下国会議員が50名集まったが、男系男子維持については、ほぼ全員の声だろう。
問題は125代、二千数百年以上続いた男系男子を維持することが今後難しくなる中で、どのような方策を取れるかだ。百地先生から以下の3案についての提案があった。
1)「養子」案(皇室典範の改正)
・旧11宮家の男系男子に限り「養子」に迎えることが可能となるよう定める
2)旧宮家男系男子による「皇族身分の取得」案(特別措置法案の制定)
・旧11宮家の男系男子孫のうち、独身の若い方々にまず「皇族の身分」を取得して戴き、その上で男子後継者のおられない現宮家を継承したり、新宮家を創設したりして戴こうというもの
3)旧宮家男系男子による「皇族身分の取得」案(皇室典範の改正)
・旧11宮家の男系男子に限り「皇族の身分の取得」が可能となるようにする。
いづれにしても、戦後行われた「11宮家の皇籍離脱」はGHQの圧力によるものであって、歴史上見られた「臣籍降下」とは本質的に異なるということである。
戦後66年もたってから改正するのもいかがなものかとの意見もあるが、女性宮家の創設よりも、歴史的に見て、以上の3案を議論することが最も適切であると私も考える。
24日超党派の議連「皇室研究会」で女性宮について勉強会をした。翌日、読売新聞一面トップでこの問題が取り上げられていたののでビックリした。
現在、皇位継承権を持つ皇族は7人おられるが、実際皇太子さま、秋篠宮さま、悠仁さまだけである。一方、未婚の女性皇族は8人おられるが、結婚と同時に皇籍を離脱されるため、皇族が減少してしまう。
女性宮家創設は、女性皇族が結婚しても皇籍を離れないよう皇室典範を改め、皇族の減少を防ごうという制度であり、確かに緊急性の高い課題である。
しかし問題は方法論である。日本は創始以来、皇統は男系男子によって維持されてきた。8人の女性天皇はおられるが、男系の血を引かない女系天皇の事例はない。結果として女性宮家創設によって女系天皇容認になってしまうことを憂慮する。
そのために、GHQの方針で皇籍離脱を余儀なくされた11の旧皇族の皇籍復帰も議論の対象になるが、戦後66年も経ってしまった現在、それも難しい話だろう。
私は旧皇族の方に限定して養子の対象とし、ご希望される方は皇室会議を経て宮家に入ることを提案したい。このことにより、万世一系の男系男子は維持されることになり、かってのような安定的な皇位継承の維持システムとは言いがたいが、少なくとも二・三百年は可能となるだろう。
直近では、平成16年末、「皇室典範に関する有識者会議」が設置され、「女性・女系天皇容認」「男女を問わず長子優生」という報告書が出されたが、悠仁さまご誕生によってさたやみになった。
私は日本の古来からの国柄を、現在の世論によって安易に変えてはならないと思う。できるだけ日本の伝統文化を大切にして、次の世代に引き継ぐことが逆に大切なことだ。ましてや皇室のあり方は、日本という国柄を大きく変えることにつながる。拙速な議論ではなく、国民がじっくり歴史を学び、冷静な中で議論を深めたい。
第2回超党派議連「皇室研究会」の勉強会があった。講師に大原康男國學院大學教授をお呼びする。
大原先生とは平成17年「皇室典範に関する有識者会議」が小泉政権時代にできたときから、皇室のあり方について一緒に勉強するご縁をいただいている方でもある。
報告書は、これまでの2千年を超える男系男子から女系に転換するということと、男女の別なく長子を優先させるという、日本の国柄や伝統を覆すとんでもないものであった。
この報告書に基づいて皇室典範を改正する法案を国会に提出予定であったが、悠仁親王のご誕生によって白紙撤回された。
しかし、本質的問題は解決されたわけではない。大原先生は男系男子を維持するために皇室典範改正を含む新立法が必要と主張されている。
それは元皇族(昭和22年に皇籍離脱)のご子孫が皇籍を取得し、宮家の存続・拡充を図ることによって皇位継承の安定性を確保するというものだ。
確かに60年以上もたってから、旧11宮家のすべてを復活することに対しては、世論の賛同を得るのは難しいだろう。
悠仁親王の世代には他に男系男子がおられない。したがって、皇位継承の安定性確保のために別途方策が必要となる。本来は直系が望ましいが傍系による皇位継承も考えるべきで、過去も56回もあり、50%弱は傍系でも実際あった。
最終的には国会で決めることになるが、ほとんどの議員が皇室の歴史やその価値を戦後教育の知識でしか知らない中で、これから過半数の理解を得るためには、より一層の研究・調査や啓蒙活動が不可欠となる。それが本議連の設立の趣旨でもある。
勉強会の会合が多い一日だった。
8時30分より、党の国家戦略本部第6分科会で私は座長代理をしており、経団連の教育部会岩波利光NEC副社長をはじめ、幹部をお呼びし、「グローバル社会における日本の教育のあり方」について提言をお聞きする。
10時からは、日本会議国会議員懇談会があり、幹事長なのでこれも司会をする。青山繁晴氏から福島第1原発の中に入った臨場感あふれ迫力のある講演があった。天災から人災になってしまった原発について、現場からの具体的提案があり、国会議員44人が参加していたが、席を立つ人がほとんどいなかった。
11時30分からは、清和研の幹事会・総会があった。 今年採択される中学校の公民・歴史教科書がさらに偏向しているとの問題資料が配布された。 近々に講師をお呼びし勉強会をすることにする。
本会議をはさみ、15時からは副会長をしている創生『日本』の佐伯啓思・京都大学大学院教授による「大転換期におけるこれからの我国の方向性」についての講演がある。
16時からは、今回からスタートする皇室研究会の会合があった。 私と民主党の渡辺周氏が世話人となり、超党派の若手保守派23人の限定メンバーにより、今後皇位継承、宮中祭司、皇室経済について提言していきたい。 第1回は小堀桂一郎東大名誉教授による記念講演があった。 3、11以降の日本の理想的国柄を考えたい。
18時からはアフラックの大竹美喜最高顧問、学究社川端真一社長、リッキービジネスソリューションの渋谷耕一社長と「人間学」について意見交換する。 これから日本と求められる本物の教育、「人間学」をどのような形で進め、一気に広げられるか話しあった。
3月16日産経新聞朝刊に下村博文代議士に関する記事が2つ掲載されました。
社会面:4月から始まる国会議員5人による明治大学での講義に講師の一人として下村代議士は「教育」をテーマに2回の講義を担当します。
総合面:15日、自民党の内閣部会で行われた皇室典範に関する勉強会の中で、下村博文代議士は「首相が代わったら、新たに有識者会議をつくることはありうる」と述べ、準備室が皇室典範改正案の策定作業を続けていることを批判した。
3月13日(月)、自民党本部で行われた自民党都連女性部部長会に下村博文代議士は講演者として招かれ、皇室典範問題についての講演を行った。講演の中で代議士は「女性天皇と女系天皇の違いをマスコミは語ってこなかった」と女性天皇と女系天皇の違いや、皇室の歴史的・文化的重要性に触れ「本当の保守主義とは過去の伝統文化を大切にして、祖先の苦労を大事に思い、子供たちにバトンを渡す。この問題では本当の保守主義が試されている」と語った。また最後には「日本は様々な文化を取り入れ何千年と培ってきた。これからはその深い文化レベルを活かし世界に貢献するべきではないか。戦後断絶されてしまった日本の文化の素晴らしい物を蘇らせて世界に発信し、征服か被征服かではなく認め合いながら共生していく国際社会を築いていくべきではないのか。日本文化が皇室とある意味一体であるのであればやはり我々の世代も守っていかなくてはならない。」と結んだ。








携帯電話でも、hakubun.jp
最近のコメント