党改革委員会

「派閥解消」の表記も議論となった。この際、派閥を解消したらという意見も多くある。

今回の中間提言で、「派閥は党運営や総裁選、国政選挙の立候補者選定、党人事に関与しない」との表記になっている。

衆議院側と参議院側で事情は異なっているところもあるようだが、実際、派閥はかつてのような影響力はなくなっている。人事も資金も選挙も力を発揮できるものはない。だから、無派閥の人も多い。

私も現在の、私の所属している清和政策研究会は課題が多いと感じている。しかし、派閥そのものが悪弊と本当に言えるのか。民主党の政策グループとの違いは何なのか。自民党の派閥は悪くて、民主党の政策グループは良いと言えるのか。私は旧来の派閥をただ温存しようとは思わないが、党の中でもっと新しい政策グループがどんどん出来てこなければ自民党の活力は生まれないと思っている。

そもそも将来の総理総裁を目指して派閥が出来るのだ。派閥の長が総理総裁を目指さないのであれば、それは形骸化した派閥にすぎない。そのために常に再編があっていい。新たに派閥や政策グループが出来、旧来の派閥を上まわるような勢いを創っていかなければ、自民党は政権を取ることもできないだろう。

ただ潰しあっているような党に、国民は魅力を感じるはずがない。

自民党の党改革委員会が開かれる。最後に塩崎委員長が「今の執行部の姿勢では、どれだけ改革のメニューを盛り込んでも、つぶされるかたなざらしにされるだけで、なんら改革は実行されない。」と抗議の辞任を表明した。

翌日の新聞各紙に「元首相の公認外し削除」に対する抗議だと載っていたが、完全なマスコミの意図的悪意の書き方だ。

前回まで「首相経験者は、次期総選挙で公認・推薦しない」との記述があったが、今回の「中間提言」では削除された。塩崎氏は会の冒頭「自分も、この記述は削除すべきと思っている」と述べている。前日、執行部の一部と、文言記述の問題で話合いがあったそうだが、このことではなかったのだ。

私も党改革委員会で発言したが、自民党はポピュリズムで国民受けを狙い、排除の論理に陥っては党の活力をそぐことになる。党として考えることは、首相経験者を公認・推薦しないことではなく、国際機関の長や主要各国大使に推挙することだろう。マイナス思考ではなく、プラス思考で人材をどう活用するかだ。

同様に小選挙区制において党の公認を前回落選者は70才以下と条件をかしたが、これもいかがかと思う。有権者が判断すればいいことであり、私は小選挙区の候補者は現職も含め、予備選挙を導入することにより、もっと活力を党は考えるべきと思う。

アーカイブ;2003年7月から

教育再生 日本創生 下村博文

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