人間サイエンスの会

私が幹事長をしている「人間サイエンスの会」で円居総一日大教授による「原発に頼らなくても日本は成長できる―原発からの脱却こそが新たな成長への道―」のテーマで講演があった。

それは結論から言えば、天然ガスの活用だ。世界で今、天然ガスの採掘革命が生じ、充分なエネルギー確保が可能になったし、その資源が十分あり安定確保が見込めるという。

天然ガスを用いた火力の代替能力は高く、電力10社で稼働率を86%強に上げれば通常水力と併せると、原子力抜きでもピーク時の水準を十分に賄っていけるという。

火力設備の十分な基盤と天然ガス革命がもたらすことにより、二者択一でない脱原発への道、それは原子力を天然ガスで用いた火力で代替し、その間に新たな太陽発電等の再生可能エネルギーの技術革新をおこし、いずれ代替するというエネルギー転換を考える道が可能という。

原発を即止めれば、30%近くのエネルギーが減り、経済衰退となってしまう。再生可能エネルギーがいくら技術開発を急いでも、まだ30%エネルギーの代替になる程ではない。

その間を埋める天然ガス構想だが、充分研究対象になりうると私も感じた。原発はイデオロギーや被害にあったという感情論だけでなく、人類が生き延びていくには、冷静に見て、やはりリスクが大きい。廃棄物の最終処分も解決できない中で、これ以上原発を増やしていくのは危険だ。原発からの脱却は、いずれにしても急がなければならない。

アーカイブ;2003年7月から

教育再生 日本創生 下村博文

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