皇室研究会

24日超党派の議連「皇室研究会」で女性宮について勉強会をした。翌日、読売新聞一面トップでこの問題が取り上げられていたののでビックリした。

現在、皇位継承権を持つ皇族は7人おられるが、実際皇太子さま、秋篠宮さま、悠仁さまだけである。一方、未婚の女性皇族は8人おられるが、結婚と同時に皇籍を離脱されるため、皇族が減少してしまう。

女性宮家創設は、女性皇族が結婚しても皇籍を離れないよう皇室典範を改め、皇族の減少を防ごうという制度であり、確かに緊急性の高い課題である。

しかし問題は方法論である。日本は創始以来、皇統は男系男子によって維持されてきた。8人の女性天皇はおられるが、男系の血を引かない女系天皇の事例はない。結果として女性宮家創設によって女系天皇容認になってしまうことを憂慮する。

そのために、GHQの方針で皇籍離脱を余儀なくされた11の旧皇族の皇籍復帰も議論の対象になるが、戦後66年も経ってしまった現在、それも難しい話だろう。

私は旧皇族の方に限定して養子の対象とし、ご希望される方は皇室会議を経て宮家に入ることを提案したい。このことにより、万世一系の男系男子は維持されることになり、かってのような安定的な皇位継承の維持システムとは言いがたいが、少なくとも二・三百年は可能となるだろう。

直近では、平成16年末、「皇室典範に関する有識者会議」が設置され、「女性・女系天皇容認」「男女を問わず長子優生」という報告書が出されたが、悠仁さまご誕生によってさたやみになった。

私は日本の古来からの国柄を、現在の世論によって安易に変えてはならないと思う。できるだけ日本の伝統文化を大切にして、次の世代に引き継ぐことが逆に大切なことだ。ましてや皇室のあり方は、日本という国柄を大きく変えることにつながる。拙速な議論ではなく、国民がじっくり歴史を学び、冷静な中で議論を深めたい。

第2回超党派議連「皇室研究会」の勉強会があった。講師に大原康男國學院大學教授をお呼びする。

大原先生とは平成17年「皇室典範に関する有識者会議」が小泉政権時代にできたときから、皇室のあり方について一緒に勉強するご縁をいただいている方でもある。

報告書は、これまでの2千年を超える男系男子から女系に転換するということと、男女の別なく長子を優先させるという、日本の国柄や伝統を覆すとんでもないものであった。

この報告書に基づいて皇室典範を改正する法案を国会に提出予定であったが、悠仁親王のご誕生によって白紙撤回された。

しかし、本質的問題は解決されたわけではない。大原先生は男系男子を維持するために皇室典範改正を含む新立法が必要と主張されている。

それは元皇族(昭和22年に皇籍離脱)のご子孫が皇籍を取得し、宮家の存続・拡充を図ることによって皇位継承の安定性を確保するというものだ。

確かに60年以上もたってから、旧11宮家のすべてを復活することに対しては、世論の賛同を得るのは難しいだろう。

悠仁親王の世代には他に男系男子がおられない。したがって、皇位継承の安定性確保のために別途方策が必要となる。本来は直系が望ましいが傍系による皇位継承も考えるべきで、過去も56回もあり、50%弱は傍系でも実際あった。

最終的には国会で決めることになるが、ほとんどの議員が皇室の歴史やその価値を戦後教育の知識でしか知らない中で、これから過半数の理解を得るためには、より一層の研究・調査や啓蒙活動が不可欠となる。それが本議連の設立の趣旨でもある。

アーカイブ;2003年7月から

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