博文若手政策研究会

博文若手政策研究会はアフラックの創業者・最高顧問である大竹美喜氏を講師に「人間力-基礎は家庭教育から-」をテーマに第65回の定例会があった。

大竹さんの資料にはチャーチルのWe shall not fail(我々は敗北しない)もあった。偶然にも午前中の私的勉強会の資料にもチャーチルのものがあり、単なる偶然の一致とは思えなかった。私や現代人に対するメッセージかもしれない。

チャーチルは英国の大政治家でノーベル文学賞も受賞した偉大な人物だが、子供の頃は学校の成績も悪く薄弱で病気がちで、言語障害もあったという。しかし戦争の体験からすこしずつリーダーシップを発揮するようになってきた。

午前中の勉強会では、チャーチル・吉田茂・中曽根康弘とならべ、指導原理は戦争体験で得たとの話があった。しかし21世紀の政治家の指導原理は宗教見識であり、宗教体験であり、それを深く身に付けたリーダーがこれからの時代の偉大な政治家の条件になるという。

これからの時代、第二次世界大戦時以上の激動の歴史的転換期になるかもしれない。大戦争は起きないけれども、各国における内戦や経済的大混乱、そして天変地異が起こりうる。今年は既にそうだった。

そのような時、求められるのはこれまでの価値観や常識ではない。大竹さんは人間力を、自立した1人の人間として力強く生きていくための総合的な力と定義されているが、たくましくもやさしい感性を持った人間味あふれた人こそが生き残っていけるだろう。

チャーチルも既成概念にまったくとらわれない独創的な人だったという。

博文若手政策研究会は63回の定例会を大山事務所で開催した。この会はPTA会長が何人もいて教育関係者が多く、勉強熱心でメンバーだけで朝までナマ討論なども行っている。

今回は双日総合研究所の多田幸雄社長が「最近の国際情勢 東アジアと日米関係」のテーマで講演があったがげんきになる話をしてくれた。

多田さんは円高、高法人税、電力不足、自由貿易協定の遅れ、労働規制、CO₂規制、風評被害、高齢化社会の到来など加速する産業空洞化は六重苦であり八重苦であると言われるが、それは逆にチャンスであると言う。日本は災害先進国であり、復興・減災対策を新成長軌道へもっていきピンチをチャンスに変えることができる。世界に誇れる日本の底力は、安全・安心、環境・省エネ、そして「遊び心、おもてなし、思いやり」であると述べている。

日本的サービスの裏には、匠の世界と民主導のR&D、優れた消費者の伝統文化がある。日本には創業1000年以上の企業が8~10社は少なくともある。海外移転を企業がまるごとしているのではなく、国際競争力が失われた商品や工場設備が移るだけであり、日本においてこれからも「知識型サービス経済」は充分に発展する土壌があるという。

確かにインドでも日本のおもてなしや思いやりとかけ離れた接遇が多々あった。単なるソフト面だけでなくハード面にも日本人の持っているきめの細やかさを最先端技術に導入することによって、まだまだ日本が新しい分野で発展する可能性は十二分にあると共感した。

最後に多田さんの言葉「悲観は気分、楽観は意志」


2月17日(水)第51回 博文若手政策研究会定例会が行われました。
講師は私、下村博文が務め「Japan Dreamの時代へ」というテーマの下、文明の盛衰や価値観の転換、失われている宗教心の必要性などを話し、日本人の文明文化を受け入れる多様性がとても重要であることを述べました。

参加者の皆様からも多くの意見が上がり、実のある議論も展開され、内容の濃い政策研究会でした。

アーカイブ;2003年7月から

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