yさんから初めての自作「超短編小説『雨』」をいただいた。
中学1年生の章夫が弟とパンの耳を雨の中買いに行く物語である。最初のパン屋さんに耳がなく、次のパン屋に行ったら同級生ののり子チャンに会ってしまう。貧乏であるために顔が真っ赤になるような恥ずかしい思いをした描写が弟との会話の中で良く書けている。
読後、すぐにyさんの子供の頃の実話だとわかる。yさんはこの小説と一緒に曽野綾子著の『なぜ子供のままの大人が増えたのか』の本を、私のために、特に教育のところは赤のラインを入れ、さらにポイントは付箋紙を付けてプレゼントしてくれた。
小説を読み、yさんがこのようにこれまでもたくさんの本を私に贈呈してくれた理由がよくわかった。「貧乏から抜け出すには教育しかない。しかしその教育が今おかしくなっている。しっかりその教育を立て直してほしい。」との思いがあり、貧しさの中で苦労し、やっと奨学金を借りて進学できた私とご自分を重ねあわせておられるのだろう。だからこそか、私の物心伴にご支援いただいている地元の熱心な支持者でもある。
この小説の最後に次の言葉が添えてあった。
・ ジャン・ジャック・ルソーの言葉、「あなた方は、子供達を将来、確実に不幸にしてあげる方法をご存知だろうか?それは、『いつでも、なんでも手に入れられる様にしてあげる事です』」
・ 外国の雑誌から、「世界で一番豊かで、一番哀れな日本の子供たち」
yさんや私の子供の頃のような貧しさは、今の子供は体験せずに済んでいるかもしれない。しかし、私たちにとっては、貧乏がエネルギーになり、貧乏から脱するためには、一生懸命生きてきた。そして、その貧乏から脱する一番の方法は、教育であることも実感してきた。
しかし、その教育も次のステージに移っている。貧困時代はつらいが、なんとか頑張ろうというエネルギーがあった。生に対するエネルギーは、ふり返ってみれば、それはやはり楽しかった。確かに生きていた。
今の子供たちに、そのエネルギーも感じられない。「不幸な哀れ」は、だが子供のせいではない。私たち大人が、子供達に幸せに生きる教育を提示していないだけだ。
yさんが私に期待しているのは、その解決策だ。ありがとう、yさん。
板橋区医師会医学会の区民公開講座が文化会館であり、出席する。認知症・介護予防・子育てアドバイスなどのシンポジウムや講演があった。
昼休み医師会の幹部との食事会でのこと、最近うつ症患者が増えてきているとの話が出た。毎年自殺者が約3万人、自殺未遂者はその10倍は統計上いると推計されるので30万人。うつ及びうつ予備軍は1000万人にもなるという。いったいこの国はどうしてしまったのだろう。
ある内科医の話だと、この半年で自分のところに「死にたい」という人が2人来たという。精神科は予約で一杯で診察は半年後とか言われるという。2人とも40代の男性で、一人は会社の上司とおりあいが悪いためと言う。もう一人は寿司屋の職人で、不況で客がまったく来なくなったからだという。
これらの日本の現状を解決するためには、まずは景気を良くすることだという結論となった。一方はリストラで失業し、一方は仕事の量が増え精神的にもギリギリだという。仕事がある人も仕事がない人も40代の男性世代は特に厳しい日々だ。
もう一つは、やはり教育しかないということになった。簡単に心がポキッと折れてしまうような、やわな心の持ち主が多いという。しなやかなどんな状況になろうともたくましい精神を持つことが今日本人に一番必要なことかもしれない。
25日(土)にボーイズ志村球友会の父母会があった。8月27日に中学生50人と陸前高田市に街頭募金を届けに私も同行したが、その時の感想文が集まっていた。中学生達にとって東日本大震災の被災地は大きなショックだった。彼らの多くは、普段何もないことのありがたさに感謝し、また現地に連れていってくれた監督や親に感謝していた。そして自分にできることは、さらに一生懸命、野球や勉強をすることだと作文は結ばれていた。
バーチャルな世界が多い現代の子供達にとって、体験したこと、被災した人達の支援をし、そして現地を見ることは、きっと一生忘れない出来事になるだろう。
志村球友会のようなことを全ての子供に体験させることはできないが、もっとたくましくいろいろな体験を通じて大きく羽ばたく教育が日本では必要だ。少なくとも子供に「死にたい」など思わせたくない。
昨日文部科学委員会にて質問した内容が、10月30日産経新聞で掲載されました。
(以下産経新聞10月30日記事)
朝鮮学校教育内容問わず無償化
文科相「改善促したい」
北朝鮮影響下の思想教育や半日強雨育が行われている朝鮮学校に対して高校授業料無償化の適用が検討されている問題で、高木義明文部科学相は29日、教育内容を問わずに無償化を決める判断基準案を大臣案として表明した。ただ、「教育内容については改善を促したい」と述べ、文科省として思想教育などの自主改善を求めていく方針も示した。
思想教育などへの批判にも配慮した姿勢を打ち出したが、改善要求には法的強制力はないため、無償化が適用されれば、朝鮮学校が実際に教育内容の改善に応じるかは定かではない。東京都や大阪府など、法的に朝鮮学校の認可権限を持っている自治体の補助金は認可見直しの議論が今後、重要になってきそうだ。
無償化の判断基準については、同省の専門家会議の案が示されていたが、高木文科相は同日の衆院文部科学委員会で、最終決定権を持つ大臣として自身の案を読みあげた。
大臣案は基本的には専門家会議案と同趣旨で、教育内容は問わず判断する内容だが、専門家会議案にあった「教育内容を判断基準としない」などという直接的な表現は避けた。また、無償化適用後にも、学校側に留意事項を通知して改善を求める規定や、法令違反があった場合に無償化を取り消す規定も盛り込んだ。
高木文科相は自民党の下村博文議員らの質問に答え、「教育内容については改善を促すことを考えたい」と強調し、留意事項として朝鮮学校に通知する方針を示した。ただ、大臣案では、朝鮮学校が応じなかった場合、無償化を取り消すことができるか明確に示されておらず、鈴木寛文科副大臣も「ケース・バイ・ケース」と説明している。教育内容を不問にして無償化適用を判断することについては、民主党の政策調査会が、了承する一方で懸念する意見も付記した見解をまとめた。これを受け、文科省が基準を再検討していた。
「尖閣、わが領土 教科書に明記」
日本固有の領土でありながら、中国が領有権を主張しはじめた尖閣諸島(沖縄県石垣市)の教科書表記について、高木義明文部科学省は29日の衆院文部科学委員会で「我が国の領土であることを明確に書くべきだという意見をしっかり受け止め、反映していきたい」と述べ、表記を明確化する考えを示した。
教科書上では、「沖縄県の尖閣諸島」といった記述や地図上の色分けで、日本領ということを示すケースが目立ち、質問に立った下村博文議員は「我が国の固有の領土という記述が入っていない」と批判。高木文科相は「明記したいと思う」と述べた。
本日第2回経営者の発想で教育を考える会が開催された。メンバーは郁文館夢学園理事長であり、ワタミグループの会長でもある渡邉美樹さん、こころの学校学長で日本アイ・ジー・エー代表の佐藤康行さん、ジャスダック上場企業フォーバル会長の大久保秀夫さん、東証1部上場の東京個別指導学院前社長の馬場信治さん。今回は子供たちに単に勉強を教えるだけでなく、夢を持たせ、夢を追わせ、それを実践することを目標とした郁文館夢学園を訪問した。
11時からは高校2年生全員を対象とした渡邉理事長の特別授業を見学した。私もかつての郁文館を知っているが、本当に生まれ変わっていて、まったく別の学校になっていたのには驚いた。先生も子供たちも活気にあふれていて、教育は指導者によって変わることを実感した。
渡邉理事長の経営者の発想から、生徒たちに机上の理論だけではなく社会実践からの講義は、高校生にとって刺激的でわかりやすい話だと感じた。






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