靖国神社秋季例大祭があり、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」として初めて合同参拝する。本人参加が68名いて、昨年よりも多いという。私も議連としての参加は、どういうわけか初めてだった。
集合時間よりも30分早く着き、7時20分早朝の清澄な空気の中境内を一人散歩する。拝殿社頭には10月の掲示として海軍一等機関兵の安藤照太郎命が両親に昭和13年8月19日に送った「涙して下さるな」の手紙がある。この後2ヶ月もたたない10月16日に中国の湖北省で24歳で戦死している。
「・・・終りに臨み特に御願い致し度は、不幸にして聖戦なかばにてたおるるとも、家に在りて必ず涙して下さるな。此れが臨地に向ふ私の唯一の御願ひです。・・・」
英霊は皆、親にやさしい。そして明き直き心を持っている。
靖国神社に参拝し、のうのうと生きている自分を恥じた。いったい57年間、自分は何をしてきたのか。この国の平和や発展のために英霊に顔むけできる生き方をしてきたのか。こんな日本の現状を英霊達は決してよしとはしないだろう。非戦の誓は当然としても、こんな体たらくで背骨のない国家国民に成り下がってしまった子孫を見るにつけ無念の思いを持たれるだろうし、それをいまだ正しえない自分が情けない。
英霊らは、もっと雄々しい日本および日本人を期待していたはずだ。武士道を通し高潔な精神を保持し、倫理高き精神文化で世界に発信できる日本を今からでも創造したい。
呉竹会アジアフォーラムの機関紙「青年運動」(10月1日発行)にインタビュー記事が掲載されました。(以下転載)
先日、韓国・鬱陵島の竹島(韓国名・独島)記念館を参観しようとした自民党の三議員が入国拒否に遭った問題についてどのようにお考えですか。
竹島がわが国の領土であることは歴史的にも明らかであると思いますが、韓国は韓国で自分たちの領土だと主張している。よってここまできたら当事者間での解決はできないので、国際司法裁判所のような第三者に裁定を仰ごうというのがわが国のスタンスです。そうして客観的な歴史事実の認識がなされれば、竹島は日本の領土だとはっきりするでしょう。しかし韓国がそれに同意しないために、わが国は国際法裁判所に提訴することができない状況です。韓国の主張が正しいならば、堂々とわが国の国会議員を受け入れるべきであり、まして今回は竹島に上陸しようというのではなくて、竹島から100キロ近く離れた鬱陵島に行くだけなのですから尚更です。その鬱陵島というのは人口が1万人以上いる観光地で週に何便も観光船が往来していると聞きます。それにいままで色んな日本人が実際に行っているのですから、国会議員だけが行けないはずはありません。
そもそも今回の訪問は、竹島の資料館で韓国側の主張をはっきり確認するのが目的で、そこでデモや抗議行動をしようというのではありません。にもかかわらず、韓国の国内法でテロリストに該当する法律条項を持ち出し、超法規的ともいえる措置で入国を拒否したことは、残念ながら韓国が法治国家ではなく、民主主義が非常に未成熟だという恥ずべき事実を世界にさらす結果となりました。
ところで、あのときは三人の他に平沢勝栄さんも行く予定でしたが、平沢さんは国会が終わってから行くことになりまして、私も一緒に9月の国会閉会中に行ってわが国の主張をきちっと韓国の人達に話そうとしたのですが、向こうの日本大使館からストップがかかりまして、ちょっとまだ行けない状態だということを平沢さんから聞いています。
先生は尖閣諸島の問題についても、積極的に取り組まれていると思いますが、この問題について何か今後の見通しがおありでしたら、国会での議論も含めましてお教え下さい。
尖閣は無人島であるがために、今後中国の上陸を許してしまったら、取り返すことがほとんど不可能のような状態になるかもしれません。それというのも、中国は中国で、尖閣は中国の領土だということが国内法で規定されていますし、海島保護法という中国の法律によって尖閣の開発も対象に入っているわけですから、その前に日本がきちんと地主の了解を得て、例えば尖閣には世界絶滅危惧種が10種類以上いるので環境省の職員などを常住させたり、またあるいは日本政府が作ったわけではありませんが、灯台がありますので、その灯台守のための気象庁の職員を常住させ、そのために海上保安庁の職員なども常住させるなどせねばなりません。やはりこれから領海侵犯が頻繁に起きる可能性がありますので、海域警備法というものをきちっと法律で作り、併せて自衛隊の警備法を整備することによって、わが国の領海に侵入した外国船を合法的に排除できるような法律改正をしておく必要があるでしょう。榮
先生は今年も八月十五日の終戦記念日に靖国神社を参拝されましたが、野田佳彦新首相は早速靖国参拝はしないと明言しています。いわゆる「A級戦犯」の問題と絡めてこの点についていかがお考えですか。
野田さんには是非筋を通してもらいたいと思うのは、昭和58年に日本は国内法によって戦犯というものはなくなったのですね。つまり東京裁判というのは今で言う一般的な裁判ではないわけですから、戦勝国が敗戦国を裁いたことを東京裁判と言っているわけです。国内法においては戦犯を無効とする国会決議を行って、ABC級戦犯というものは解除された。そのことについては野田総理も言っているわけですよ。そしてその決議の結果を受けて、厚生労働省も遺族年金を支給するようになり、靖国神社に対してもABC級戦犯は戦犯ではないのだから、英霊として追加合祀できるようにと名簿を送り、それをもとに合祀が行われたのです。よって政府の長として首相が靖国を参拝し英霊を弔うことについては、何の問題もなく、誰に対してもおもねる必要はいささかもないということです。
少し話題が変わるのですが、先生が安倍内閣の官房副長官のときに、新嘗祭に参列されたということをお聞きしました。そのときの感想をお聞かせいただけますか。
詳しくは『日本人として知っておきたい皇室のこと』(日本会議編、PHP研究所)という本に書いてあるのですが、私が感じたことだけ簡単に申し上げると、天皇陛下の最大のお役目というものは、国の、日本国の祭祀にある。まさに政治そのものも「祭りごと(政)」だけれども、日本国を祀っている祭祀長としてのお役目です。そして祭祀長としての最大の仕事が国内における新嘗祭、そして天皇がご即位後初めておこなう新嘗祭が大嘗祭です。天皇陛下は一年のなかで、私が知っているだけでも数十回はそういう祭祀としての仕事をされているし、実際はもっと、数百回近くはされているでしょうけれども、つまり日本の国家の安寧と、国民の平安を祈る、これを先頭に立ってされているわけです。そしてその一番の行事というのが新嘗祭だと思うのですね。その新嘗祭に接しまして、そのときまさに天皇陛下のご存在の有り難さというか、日本国の素晴らしさというものを感じました。
新嘗祭は天皇陛下が神様と一緒にその年の五穀豊穣の食事をお召しになる儀式で、白いベールに覆われた内部の出来事ですので、我々はそれを直接拝することはできません。とくに夜で電気もありませんから、厩みたいな暗いところに並んで、庭の焚き火の明かりをたよりに、はるか陛下のご様子を推測する他ありません。その時に我々の対応をしているのは、宮内庁の職員なのですが、天皇陛下のお手伝いをされているのは、いまの憲法下では制限がありまして、民間の宮司さん、そして一晩中薪をくべて焚き火を灯すのも民間の神社関係のボランティアの方なのです。しかし天皇陛下のお仕事は国家としてのお仕事なわけですから、それは皇室に仕える職員がしてもおかしくないのですけれど、それを分けてやっているのがそもそも寂しい想いが致しました。ともあれ、私は新嘗祭を目の当たりにすることで陛下の素晴らしさと、日本の神々のエネルギーの凄さを感じました。当日は11月の底冷えのする寒さで、コートを忘れて風邪をひいてしまった大臣もいましたが、冷気もさりながら霊気の凄さのようなものを感じました。
現在、たちあがれ日本を含めまして、保守の政治勢力が分裂しているように見えますが、先生は、わが国の保守再生のために、政局も含めてどのようなビジョンをお持ちですか。
次の衆議院選挙の前後に政界再編成をしないと、この国は駄目になってしまうという象徴が民主党ではないでしょうか。つまり民主党は自民党を離党していった人達もいるし、旧社会党の人達もいて、右から左までいることによって、党の共通理念もないし、綱領も作れないわけですね。20年、30年後の国家ビジョンも語れないし、そもそも無い。まさに海図のない、漂流する難破船のようなものです。しかしながら、では自民党なのかといった場合、勿論党の綱領はあるけれども、左右色んな考えの人がいまだにいるわけです。かつての55年体制では、社会主義と自由主義・民主主義という二つの色分けですからそれで済んだのですが、今の時代、もういちど社会主義や共産主義政権を期待している国民はほとんどいないと思います。そして自由民主主義、資本主義陣営も、リベラル派と保守派に分れるとしたら、自民党も民主党も含めて、保守とリベラルという形で政界再編をしていく必要があるのではないでしょうか。自民党のなかの保守だけでは政権をとれないので、自民党と民主党の保守が党を割って、国民にはっきりするような形で国家理念を競い合うということが必要になってくると思います。
先生のご活躍をお祈りいたします。本日はありがとうございました。
8月18日の朝日新聞の社説で『野田氏の発言―言葉を選ぶ器量を持つ』の見出しで、「野田佳彦財務相が、靖国神社に合祀されているA戦犯について、戦争犯罪人ではないとの見解を示したことについて、首相をめざす志があるなら、よく考えてほしい」との記事を書いている。
このことについては私も8月15日付のブログで書いたが、ABC級戦犯は1953年に、国内法的に犯罪者ではなくなったのだ。
朝日新聞は「問われているのは刑を終えたか否かではなく、彼らの行為が戦争犯罪かどうかであり、歴史認識である」と書き、「韓国外交通商省は『侵略の歴史を否定しようとする言動だ』と批判している。中国や韓国のみならず、東京裁判を主導した米国との関係にも良い影響は及ぼすまい。」と外国の例まで引いている。
朝日新聞らしいやり方だ。戦後66年も経ってこのように社説でわざわざ論評をしている朝日新聞こそ、そう先でなく、歴史的に断罪されるだろう。このような国家観のない事なかれ主義がこの国をダメにしてきたのだ。朝日新聞は社会の木鐸だと自称しているが、自らこの日本をダメにしているという自覚もないだろう。
野田さんは、ここでこの話題を引っ込めないことだ。ここで「コメントしない」などと答えたら、一国の宰相になる器どころか、日本のリーダーたる資格もないということになる。
私たちは腹をくくって戦後レジームからの脱却をはかるべき時であり、一部のマスコミに屈してはいけない。
やはり靖国神社参拝は8月15日が一番いい。春秋の例大祭があるが、8月15日は格別だ。焦土と化したジリジリと照りつける真夏日、日本は戦争に負けた。うだるような暑さの中で玉音放送を聞いていたのだろうと時空間を越えて66年経っても皮膚感覚で伝わってくる。
それでも木立にかこまれて靖国神社の奥の方は涼しい。お盆とも重なっていることもあるのか、英霊が身近に感じる。昨年の8月15日は、英霊に怒られ、また悲しみに沈んでいる気がした。今年は感じない。
3月11日の東日本大震災のせいだろう。多くの日本人は覚醒した。それまでゆで蛙のように気づかないままこの国は精神的に滅びようとしていたが、地震は天啓のように意識を目覚めさせた。英霊たちも子孫に対しれんびんの情も持ったのだろうか。
昨年は例年より1、2割参拝者数が多いと聞いた。民主党政権への危機意識だろう。今年はさらに多いと権宮司さんが言っておられた。3・11が起きたからではないか。
英霊という日本語は、英語に訳せないという。日本独特のものだろう。日本人は霊や魂を信じている。それは真実に近いと私は思う。多くの日本人は目に見えない世界を感じとっている。
先祖の御霊に対し感謝と靖かれを祈念し、今を生きている人間として、未来に対し力強い復興と繁栄を誓う、それが靖国神社だ。
伊勢・靖国に行った
8月1日に伊勢神宮に正式参拝に行ってきた。8月15日には靖国神社正式参拝に行った。これまでもそれぞれ何度か参拝に行った事はあるが、ツアーを組んで続けて正式参拝したのは、今回初めてのことである。
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